くりのこり染

日本の山地に生息しているのは、柴栗(しばぐり)という小さな栗で、縄文時代から貴重な食料と重宝されてきました。栗は通常、生食か茹でてから皮をむき、天日で乾燥させた後、すり鉢で叩いて皮を剥いていきます。栗は新年の縁起物として扱われています。

くりについて

栗は沖縄を除く全国で栽培されており、現在も色々な料理に用いられています。栗の渋皮煮は栗の鬼皮をむいて、渋皮と実が一体になるまで時間をかけて柔らかく蜜煮にしたものです。栗の蜜煮は渋皮をむいて砂糖や蜜、水で甘煮にしたものです。クチナシの実を使って、秋の色合いである山吹色に仕上げます。その他にも栗ご飯や栗おこわ、栗せんべいなどが秋の味わいとして親しまれています。

くり